5月8日、インドおよびサウジアラビアの大使館の招待を受け、nippon.comの赤阪清隆理事長が大阪・関西万博の両国のパビリオンを訪問しました。
インドパビリオン では、来場者を迎える「ナマステハンド」と呼ばれる巨大な手のオブジェが印象的でした。館内には2023年に月面着陸に成功した「チャンドラヤーン3号」のレプリカなど、宇宙分野を含む先端技術の紹介のほか、古代の仏教壁画などの伝統文化、インドの地層から発掘されるクリスタルなどが展示されていました。テキスタイルなど、各州の特色を生かした展示については、定期的に更新され、何度訪れても楽しめるようになっています。パビリオン内では、サモサ、タンドリーチキン、ビリヤニなど、インド料理も提供されています。


サウジアラビアの首都リヤドは、2030年の万博開催が決定しており、パビリオン では、リヤドの街を中心に、砂漠の緑化や水質管理、さらには現在建設中である世界有数の頭脳や才能を持つ人々が集う未来都市「NEOM(ネオム)」のプロジェクトが紹介されていました。また、アラビア語で市場を意味する「スーク」と名付けられた買い物コーナーもあり、同国の伝統のお菓子や飲み物などが販売されています。また、この日は、館内のサウジ広場にて、マレーシアとのコラボレーションダンスが披露され、リズム感あふれるパフォーマンスで会場が大いに盛り上がりました。


今回の大阪・関西万博には、この2つの海外パビリオンを含め、万博史上最多の160以上の国や地域、国際機関が参加しています。10月13日まで大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」で開催されます。