10月31日、米日カウンシル(USJC)の2024年度年次総会として、「未来を共に築く:新しい時代の日米関係」と題した15周年記念の公開シンポジウムが開催されました。各界の著名人を招いた本会議のほか、安全保障、サステナビリティ、AI、宇宙協力、女性のエンパワメントなどをテーマとする分科会セッションが行われました。
USJCは、2009年に設立された教育的非営利団体で、日米関係を強化すべく、国際的なリーダーを育成し、つなげる組織として活動しています。2024年3月末にスザンヌ・バサラ氏の後任として会長兼CEOに就任したオードリー・山本氏は、「日米両国ともにリーダーの交代という転機を迎え、新たな二国間関係の時代が始まる節目において、外交を支えるためには、人的交流が欠かせない」と強調しました。
また、本会議には政財界から新浪剛史・サントリーホールディングス代表取締役社長、小池百合子東京都知事、河野太郎前デジタル相などが登壇し、それぞれの立場で意見を述べました。
分科会セッションでは、国際的に関心の高いテーマが取り上げられました。「LGBTQ+の包摂」のセッションには、ロバート・キャンベル早稲田大学特命教授、元プロサッカー選手の野口亜弥成城大学専任講師らが参加しました。また、「日米宇宙パートナーシップの展望」には、クリス・ブラッカビー・株式会社アストロスケールホールディングス最高執行責任者、山川宏・宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長、宇宙飛行士の山崎直子氏らが登壇し、各テーマについて、活発な議論が展開されました。
米日カウンシル(USJC)2024年度のアニュアル・カンファレンス
2024年11月15日
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